胎盤原料「プラセンタエキス」注射経験者 献血禁止へ【2006/08/25 産経新聞より】
肝臓病や更年期障害のほか、薬事法適用外で肌の美容に使われることもある注射薬「プラセンタエキス」の注射を受けた経験のある人の献血が、10月にも禁止されることになった。厚生労働省の決定を受け、日赤が禁止措置を始める。
禁止措置は、BSE(牛海綿状脳症)と関連があるとされる変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)の感染防止対策の一環。昨年6月から、vCJDの発症リスクが高いとされる英国に滞在経験のある人からの献血も禁止しており、同様の扱いをする。
プラセンタエキスの注射薬は、妊婦の出産後に摘出、廃棄される胎盤を原料に製造された医療用医薬品。vCJDの原因物質が胎盤に含まれるかは不明で、プラセンタエキス注射剤によるvCJD感染事例も報告されていない。
しかし、ヒト由来の臓器から製造されていることや、感染者から献血を受けた場合に原因物質を検出する方法がないことから、厚労省の有識者部会は「理論上リスクが否定しきれない」とした。
日赤が昨年実施した調査では、献血に来た人の0.11%が、プラセンタエキス注射の経験者だった。厚労省は「感染の危険は極めて低い」としているが、念のために禁止することにした。
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